★欧州市場朝方の取引では、米長期金利とドルの上昇は一服し、もみ合いとなった。ただ、ドル押し目買い圧力は根強かった。米長期金利が3.05%台から3.07%台で上下する動きにつれて、ドル売り、ドル買いが交錯した。110.18円前後に位置する200日移動平均線近辺で小動きとなった。ユーロやトルコリラなどが取引の中心となり、110.15円前後で動意を欠いた展開となった。米住宅着工件数は予想を下回る一方、先行指標となる建設許可件数は予想を上回る改善となりドル安持続も下げ渋りとなった。豪ドル/円など資源国通貨のクロス円が買われたことにつれたほか、米長期金利の上昇も支えに110.30円台まで持ち直した。「イタリアのポピュリスト政党『五つ星運動』と極右『同盟』は共同の政策プログラムを完成させた」との一部報道が伝わると、対ユーロでドル売りが進んだ影響を受けドル売り・円買いが強まった。しかし、中国副首相が、米中貿易協定が合意することに楽観的との一部報道が支えとなり、米国株や日経先物の上昇に伴い円売り・ドル買いがじわりと強まった。
全般方向感の欠いた値動きとなったが、引けにかけてドル買いが強まったことから、アジア市場でも110.30円前後での値動きが予想される。また、200日線の110.18円を上抜けしているうちはドル買いが入りやすい。
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