FITS エコノミックレポート

6月月間米蔵FXリポート!

★6月も幾つもの重要イベントが予定されている。2日の5月米雇用統計では、13-14日に開催されるFOMCの利上げを織り込む動きとなりやすい。昨年12月と今年3月の利上げ直近では、米長期金利の上昇を背景に円安傾向となった。しかし、実際利上げした後は、材料出尽くしから長期金利低下にともなってドル安・円高となった。今回もFOMCの直前まで円安が進むようならば、同様の動きとなりやすい。6月8日には、英総選挙が実施されるが、記憶に新しいのは昨年のEU離脱を問う国民投票で離脱が決定し、ネガティブサプライズとなったことだ。今回もメイ首相が率いる保守党が圧勝するとみられていたが、最新の調査では過半数の議席と取るには16議席足りないなど報道されている。野党支持率の差も接近してきた。そういう意味では、選挙が終わるまでは油断できない。また同日にECB定例理事会が開催される。一部には出口戦略に向けた動きが出てくるのではないかとの見方もあり、ユーロに関する波乱要因となりやすい。25日には朝鮮戦争勃発日となり、7月27日まで北朝鮮では反米月間となる。そのタイミングのなか、日本海域でカール・ビンソンとレオナルド・レーガンの原子力空母が軍事演習するなど、地政学リスクが高まる可能性が高い。さらに、日米では政治リスクも高まっており、今後の動向次第ではリスク回避の動きにもなりやすい。など6月は荒れ相場となる可能性もあるので注意が必要となる。

 

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FX Monthly Report Jun 2017

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