★欧州市場序盤では、米長期金利が下げ止まるなか、113.40円付近でドル底堅く推移した。ECBの早期利上げ観測を背景としたユーロ買いをきっかけに、ドル売りが優勢となった。週末やG20 会合を控えた持ち高調整の動きを背景に総じてドル軟調となった。カシュカリ米ミネアポリス総裁が17日声明の中で『引き締め過ぎるよりも緩和過ぎる方が良い』との見解を示したことで113.00円近辺へと軟調推移した。米長期金利の低下を手掛かりに売りが進行。市場では『3月ミシガン大期待インフレ率が2.2%と過去最低を更新したことも売りにつながった』との指摘があった。米長期金利の低下が一服した影響などを受け、売り一巡後はやや下値を切り上げた。米長期金利が一服すると売りは落ち着いたが、戻りも極めて限定的となった。なお、日米財務相会談では『為替の急変は世界経済に悪影響を与えるとの考えで一致した』と伝わったが相場への影響は限られた。
週末やG20 を控えているものの、112円半ばからの戻りの鈍さが気になるところである。今回も13週線が上値抵抗ラインとなり下押ししたことから、今後も13週近辺が上値抵抗ラインとして意識されやすい。週明けは日本市場が休場となり、流動性が乏しくなることから仕掛け的な値動きには警戒が必要となる。
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