★欧州市場朝方の取引では、109.00円に大きめのオプションカットがあることや注目の米経済指標やFOMCなどイベントを控えて動意薄の展開となった。円相場は目立った方向感は見られず、主要通貨のクロス円は前日比高安まちまちで推移した。なお、欧州株は概ね小幅安、日経先物は横ばいで推移した。欧州市場入り後ももみ合う展開で108.85円近辺でのこう着相場が継続した。
7-9月期の米GDP速報値は前期比年率で市場予想を上回り、個人消費、コアPCEも市場予想を上回る好結果となり、米長期金利が1.85%近くまで上がりドル/円も小幅に上昇した。チリがAPEC首脳会談をキャンセルとの報道を受けて一時円買いが強まったが、反応は一時的にとどまった。その後は、FOMCを控えてより様子見ムード強まり小動きとなった。パウエル米FRB議長の記者会見では追加利下げについての言及がなく、予想ほどハト派な内容ではなったとの見方から一時ドル買いが強まったものの、米長期金利が低下意幅を拡大したことで一転ドル売りが強まった。米長期金利が1.77%台に低下するなどFOMC後も米長期金利の低下基調が続きドル売りが優勢となった。
★欧米主要経済指標
・独・10月失業率:5.0%(予想:5.0%、9月:5.0%)
・独・10月失業者数:+0.6万人(予想:+0.3万人、9月:-0.9万人←-1.0万人)
・独・10月消費者物価指数速報値:前年比+1.1%(予想:+1.0%、9月:+1.2%)
・ユーロ圏・10月景況感指数:100.8(予想:101.1、9月:101.7)
・米・10月ADP雇用統計:前月比+12.5万人(予想:+11.0万人、9月:+9.3万人←+13.5万人)
・米・7-9月期GDP速報値:前期比年率+1.9%(予想:+1.6%、4-6月期:+2.0%)
・米・7-9月期個人消費速報値:前期比年率+2.9%(予想:+2.6%、4-6月期:+4.6%)
★欧米市場のポイント
・108.68-109.28円のレンジ相場
・カナダ中銀は政策金利を1.75%で据え置きを決定
・APEC中止を受けて米中首脳会談の代替地としてマカオを提案
・米FOMCでは予想通りFF金利を0.25%引き下げ
・パウエル米FRB議長が追加利下げを示唆せず一時ドル買い強まる
・米長短金利差が一段と縮小するとの思惑から長期債買い(金利低下)
・VIX指数は13.20から12.33へ低下
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