FITS エコノミックレポート

5分足で分かる欧米ドル/円欧米市場動向 為替想定レート近辺では上値重い!

 

★欧州市場朝方の取引では、先週末の流れを引き継いで、ドル安・円安の流れが持続、クロス円が続伸した。なお、NYダウ先物は堅調に推移、米長期金利は小幅上昇した。NYダウ先物が続伸、米長期金利持ち直しとなったことを背景にドルがじり高推移となった。欧州市場入り後の上値追いも109.60円ラインでキャップを受け調整変化となった。新規材料に乏しい中、109円台半ばでのもみ合いが続いた。NY勢の本格参入や米国株の取引開始待ちとなった。米長期金利の上昇を背景に全般ドル高が進んだ影響から一時109.60円と欧州時間に付けた高値に面合わせした。ユーロやポンドに対する買いが意識され、ドルインデックスが下落したことやNYダウが上げ幅を縮めたことでドル売りが優勢となった。その後、米中貿易摩擦への懸念が後退し、リスク選好の円売りに拍車がかかったほか、米長期金利が再び3%を目指す展開となったためドル買いが再燃した。

 

トランプ米大統領が中国通信機器大手ZTEへの経済制裁を緩和する可能性を示唆したことで、米中貿易摩擦への懸念が後退しことでドル買いが再燃した。ただ、3月短観の大企業為替想定レートである109.70円前後では上値の重い展開となった。新規材料に乏しい中、30銭前後の狭いレンジ内での推移となった。米10年債金利が3%で終了しており、もう一段の金利上昇となると再び110円台トライとなる可能性が高まる。4月に入ってからは日米金利差拡大で円安となりやすくなっている。本日は『ゴトー日』となるため、ドル需要から仲値決めまではドル高傾向が継続しやすい。イスラエルの在米大使館がエルサレムに移転したことで、パレスチナでは大規模デモとなり死傷者もでているが、特に為替市場では材料視されなかった。

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