★欧州市場序盤の取引では、米長期金利の低下が重石となり上値の重い展開になった。NYダウ先物は110ドル安に反落、米長期金利は1.653%付近に低下が一服となったが、日中安値圏でもみ合い相場となった。欧州市場ではドルが全般弱含みになった。なお、米長期金利は前週末比横ばい圏で小動き、NYダウ先物は80ドル安で下げ渋った。欧州株価指数はやや軟調の中、需給によりドル売りが鮮明になった。
欧州序盤からドル安の流れは継続した。一部報道でドイツはロックダウン措置を3週間延長するようだが、特段材料視されなかった。前週末の安値109.21円が目先サポートとして働くとじりじりと買戻しが優勢になった。米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いも出た。その後は、109.40円前後で動意が薄くなった。米国の月次財政収支が発表された後、米長期金利が1.68%台まで上昇したことがドル買い戻しになったものの、クロス円の上値が重くなる中で、ドル/円の反発力は強まらなかった。NY市場中盤から109.40円前後での小康状態から変化待ちの展開になった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・2月小売売上高:前月比+3.0%(予想:+1.7%、1月:-5.2%←-5.9%)
・米・3月財政収支:-6596億ドル(予想:-6580億ドル、20年3月:-1191億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.21-56円のレンジ相場
・2月ユーロ圏小売売上高が予想を上回りユーロ買い
・ドイツはロックダウン措置を3週間延長する方針
・英国で小売店や美容室などの営業再開でポンド買い
・米3年債入札は『好調』、米10年債入札は『無難』
・VIX指数は16.69から16.91へ若干上昇
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