FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 NY市場では動き止まるり横ばい!

 

★欧州市場序盤の取引では、欧州株が続伸する中、リスク選好改善を受けたドル安・スイス安が進展した。ドル/円も107.05円前後にドルが下値を広げた。欧州市場勢参入後からのドル安の流れが継続した。106.99円を下抜けると目先のストップロスを巻き込みながら下げ足を速めた。NYダウ先物が290ドル超高まで上げ幅を広げ、欧州株も堅調地合いを維持する中ドル安が加速した。欧州株式市場は全面高、NYダウ先物は堅調地合いを維持し、引き続き安全通貨のドルが売られた。原油価格の下げ幅縮小も、円売りを抑制した。

 

ロンドンのフィキシングに絡んだドル買いのフローも観測されてドルはじりじりと下値を切り上げた。4月米消費者信頼感指数と4月リッチモンド連銀製造業景気指数はいずれも予想を下回ったものの、相場の反応は限定的となった。ファイザーなどの好決算の影響もあり続伸して始まった米国株式市場だったが、一時主要3指数ともにマイナス圏に入ったことで107円を回復する勢いもなく106.80円台を中心にもみ合いとなった。米FOMCの結果を翌日に控えて動きづらく106.80え台で小動きとなった。

 

★欧米主要経済指標

・米・3月卸売在庫:前月比‐1.0%(予想:-0.4%、2月‐0.6←‐0.7%)
・米・3月前渡し商品貿易収支:‐642億ドル(予想:-550億ドル、2月‐599億ドル)
・米・2月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+3.47%(予想:+3.19%、1月:+3.12%←+3.08%)
・米・4月消費者信頼感指数:86.9(予想:87.0、3月:118.8←120)
・米・4月リッチモンド連銀製造業指数:-53(予想‐41、3月2)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は106.51-107.14円のレンジ

・格付け会社フィッチによるイタリアの格下げ

・ロンドンのフィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いのフロー

・米FOMCの結果を控えてドル売りは続かなかった

・米経済指標は予想を下回ったものの相場の反応は限定的

・VIX指数は33.29から33.57へわずかに上昇

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