★欧州市場朝方の取引では、欧州株が堅調に取引を開始、日経先物も反発となる中、前週末比小幅軟化した。欧州勢が参入し始めるに連れ、ドル買いが優勢に転じた。NYダウ先物がプラス圏に浮上したことなどが支えに112.20円近辺まで上昇した。その後も、日経先物が一時280円高に、米長期金利が前週末比で上昇を受けドル買いを後押しした。
米9月PCEデフレーター、コアデフレーター等の指標を受けて反応薄の展開、小幅推移の動きが継続した。NYダウが、前週末比240ドル前後上昇の大幅反発でスタートしたことでリスク選好の円安地合いを支援した。NYダウが300ドルを超えて上昇したが、ドルの上値は重く小緩んだ。堅調にスタートした米株市場だったが、上げ幅を縮めナスダック指数はマイナス圏に入ったことで上値が重くなった。その後、11月の米中首脳会談次第では、12月までに米国が全中国輸入品に追加関税を賦課する計画を報じるとリスク回避の動きが強まった。米国株が下落幅を広げたことで、リスク回避の円買いが強まった。
★欧米主要経済指標
・英・9月住宅ローン承認件数(中銀):6.53万件(予想:6.47万件、8月:6.61万件←6.64万件)
・米・9月コアPCE価格指数:前年比+2.0%(予想:+2.0%、8月:+2.0%)
・米・9月個人所得:前月比+0.2%(予想:+0.4%、8月:+0.4%←+0.3%)
・米・9月個人消費支出:前月比+0.4%(予想:+0.4%、8月:+0.5%←+0.3%)
・米・10月ダラス連銀製造業活動指数:29.4(予想:29.0、9月:28.1)
★欧米市場のポイント
・111.87-112.56円のレンジ相場
・独政局の先行き不透明感が懸念
・欧州株は全面高
・米中首脳会談が不調なら貿易摩擦激化
・NYダウは一時560ドル超下落
・リスク回避でも112円台維持
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