★欧州市場序盤の取引では、前日比小幅安の110.50円近辺で売り買いが交錯した。なお、米長期金利は1.40%台で底堅く推移、NYダウ先物は56ドル安に続落した。その後、米長期金利の低下が一服したことで欧州市場では110.46-54円で底堅く推移した。パウエル米FRB議長の議会証言を控え、動意の乏しく小幅な値動きになった。NYダウは10ドル安で下げ渋った。NY勢が参入しつつある中で、米長期金利が1.38%半ばまで低下したことが重石となりドルは弱含みとなった。
6月米PPIは予想を上回る結果となったが、同時刻に公表されたパウエル米FRB議長の議会証言原稿で、市場の早期テーパリング期待を高める内容とならなかったことで、米長期金利の低下とともにドル売りが強まった。24時前に米長期金利が1.39%から1.36%まで低下すると一時110円割れと日通し安値を付けた。その後、米国株がマイナスに転じ、リスク快適な動きが意識される中、ドル相場はさえない展開になった。パウエル米FRB議長が緩和縮小を急ぐべきではない旨の議会証言を行ったこともあり、米長期金利が1.35%台へ低下とさえない動きを継続したことでドルの重石となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・5月鉱工業生産:前月比-1.0%(予想:-0.3%、4月:+0.6%←+0.8%)
・米・6月生産者物価指数:前月比+1.0%(予想:+0.6%、5月:+0.8%)
・米・6月生産者物価コア指数:前月比+1.0%(予想:+0.5%、5月:+0.7%)
・米・6月生産者物価指数:前年比+7.3%(予想:+6.7%、5月:+6.6%)
・米・6月生産者物価コア指数:前年比+5.6%(予想:+5.1%、5月:+4.8%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.88-110.53円のレンジ
・トルコ中銀は市場予想通り政策金利を19.00%に据え置き
・6月PPIは前日の同CPIに続いて予想を上回る強い結果
・パウエル米FRB議長証言の原稿が早期のテーパリング期待にならずドル売り
・パウエル米FRB議長の証言では金融引き締めに慎重な姿勢を表明
・VIX指数は17.12から16.33へ低下
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