★欧州市場朝方の取引では、前日欧米市場から株高を背景にしたドル安・円安の流れが持続した。なお、欧州株は続伸して取引を開始した。欧州株が全面高で推移する中、リスク選好によるドル安・円安地合いが持続した。その後、欧州株が失速、NYダウ先物も反落となったことを背景に、クロス円は下押す展開となったが、ドル/円はFOMCを控えて様子見ムードが強まり、目だった動きは見られず113.70円前後で底堅く推移した。
11月2日週の米新規失業保険申請件数が21.4万件と予想通りとなり、113.67円近辺で一進一退の動きとなった。FOMCの結果公表を控え、様子見ムードが強いものの、NYダウがプラス圏に浮上し、やや上げ幅を拡大する動きや米長期金利が3.22%台まで低下幅を縮小したことも下支えとなった。FOMCの結果にサプライズはなかったが、全般ドル買いが優勢となり114円まで上値を伸ばした。FOMC声明で『さらなる暫定的な利上げを想定する』と12月の利上げを示唆したことで、米長期金利の上昇と共にドル買いが強まった。
★欧米主要経済指標
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.4万件(予想:21.4万件、前回:21.5万件←21.4万件)
・米・失業保険継続受給者数:162.3万人(予想:163.4万人、前回:163.1万人)
【金融政策】
・米連邦公開市場委員会(FOMC)
・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を2.00-2.25%に据え置き決定
★欧米市場のポイント
・113.60-114.08円のレンジ相場
・2019年ユーロ圏成長率を下方修正
・イタリア予算案への不安再燃
・米政治の不透明感が後退するなかドル買い優勢
・FOMCは政策金利を据え置き
・FOMC声明では12月利上げ示唆
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