FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 5月米CPIの発表を控え全般様子見!

 

★欧州市場序盤の取引では、米長期金利が1.508%付近に低下となったことを受け、全般的なドル安地合いを反映し、クロス円の値幅は限定され前日比横ばいでもみ合いとなった。なお、NYダウ先物は21ドル安だった。欧州市場では、主要通貨は対ドルで堅調地合いに振れた。その影響でクロス円が値を上げ、ドル・円を押し上げた。米長期金利は低下したが、ドル/円は押し目買いも観測され、下げづらい展開だった。欧州中盤の取引では、米長期金利が1.50%台に再低下となったことを受け、ユーロが堅調地合いを維持した。ドル/円は109.40円台でドルが下げ渋った。米長期金利が5月7日ぶりに1.5%を割り込む低下を見せたことで上値を切り下げた。

 

米財務省の国債入札を控え、米長期金利が1.50%から1.47%台に低下したことでドル売りが優勢になった。109.00-10円に観測されているオプション(OP)絡みの買いにサポートされると一転上昇した。米長期金利が低下幅を縮小したことも相場の支援材料となった。5月米CPIの発表を明日に控え、インフレ動向を見極めようと様子見気分も強まった。米長期金利は1.48%台にじりじり低下し、NYダウは50ドルほどの下落となったことでドル/円もじり安になった。米長期金利が低下幅を縮小したことも相場の支援材料となりドルは底堅く推移した。

 

★欧米主要経済指標

・米・4月卸売在庫改定値:前月比+0.8%(予想:+0.8%、速報値:+0.8%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は109.18-65円のレンジ

・米10年債利回りが1.47%台に低下すると円買い

・109.00-10円には11日期限のまとまった規模のOP

・5月米CPIの発表を10日に控えやや神経質な動き

・VIX指数は17.07から17.89へ上昇

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