FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 3連休前の週末ポジション調整相場!

 

★欧米市場朝方の取引では、ドル指数が前日比横ばいだったことからドルは前日終値付近でもみ合い商状。なお、欧州株は高安まちまちで取引を開始した。欧州株式市場が高安まちまちのため、アジア市場終盤からほぼ変わらずの展開だった。NYダウ先物は堅調だったが、米長期金利は一進一退でドル買いにつながらなかった。欧州勢本格参入後、ドル/円の動意は乏しく109.77-80円前後と前日NY市場終値近辺でもみ合い商状が継続した。欧州市場では米長期金利の低下でドルが売られやすい一方で、NYダウ先物が堅調地合いを維持したことで、こう着した値動きとなった。

 

米国の1月小売売上高は予想範囲内ながら、前月分が小幅に下方修正されたことで小幅に反落した。さらに、米国1月鉱工業生産が市場予想を下回ったことや米長期金利が1.57%まで低下したことで再びドル売りが優勢になった。その後公表された米消費者態度指数の強い結果が支えに下げ渋った。米市場の三連休を控え、手控えムードが強く109.70円台でこう着相場となった。米株が引けにかけて下げ幅を縮小したことでドルの買い戻しも入りじり高となった。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・10-12月期GDP改定値:前年比+0.9%(予想:+1.0%、速報値:+1.0%)
・ユーロ圏・12月貿易収支:+231億ユーロ(11月:+207億ユーロ)

・米・1月小売売上高:前月比+0.3%(予想:+0.3%、12月:+0.2%←+0.3%)
・米・1月小売売上高(自動車除く):前月比+0.3%(予想:+0.3%、12月:+0.6%←+0.7%)
・米・1月輸入物価指数:前月比0%(予想:-0.2%、12月:+0.2%←+0.3%)
・米・1月輸入物価指数:前年比+0.3%(予想:+0.2%、12月:+0.5%)
・米・1月鉱工業生産:前月比‐0.3%(予想:-0.2%、12月:-0.4%←-0.3%)
・米・1月設備稼働率:76.8%(予想:76.8%、12月:77.1%←77.0%)
・米・12月企業在庫:前月比+0.1%(予想:+0.1%、11月:-0.2%)
・米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:100.9(予想:99.5、1月:99.8)
・米・2月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:2.5%(予想:2.4%、1月:2.5%)
・米・2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.3%(1月:2.5%)

★欧米イベント

・ドル/円は109.66-86円のレンジ相場

・17日が米国休日となるため方向感が出にくい展開

・週末のポジション調整売買が中心

・新型肺炎の感染拡大への懸念は根強い

・12月米小売売上高の数値が下方修正され債券買い

・VIX指数は14.15から13.68へ低下

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