★欧州市場朝方の取引では、ポンド/ドルの下落に主導され、全般的にドル高が持続した。NYダウ先物は続落し、日経先物も30円安で推移した。欧州株はまちまち、NYダウ先物は軟調地合いリスク選好的な円売りは後退した。ただ、米長期金利は一旦2.90%付近まで持ち直し、ドル買いを誘発した。NYダウ先物が下げ幅を縮小、米長期金利も上昇基調を維持する中、ドル高地合いが持続した。107.70円台から上の水準では継続的にドル売り注文が観測された。ドル全面高の地合いの中、米長期金利の上昇幅拡大も支えに一時107.86円と2月21日以来の高値を更新した。ただ、同日高値の107.90円が目先のレジスタンスとして意識されたほか、NYダウの240ドル超安が重石となり、107.60円まで失速した。また、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル売りも出た。その後、ユーロ/ドルの買い戻しに伴って円買い・ドル売りが入ったほか、米国株の下落が相場の重石となった。新規材料難の中、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。
米長期金利の上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。その後、米国株の下落幅拡大で警戒感が高まり、リスク回避の円買いとロンドンフィキシングによるドル売りでドル/円は失速した。欧米市場では、約0.35円のレンジ内での相場展開となった。米長期金利は2.96%と2014年1月10日以来約4年3ヵ月ぶりの高水準となったものの、為替市場は米国株の大幅下落に反応した。ただ、日米金利差が拡大していることから、ドル/円の下値も限定的となっている。
23日(月)午後5:00よりラジオNIKKEI第1の『真壁昭夫のマーケット・ビュー』に出演します。今回は深堀コーナーで『4月相場を振り返り、5月相場に挑む!』についてお話しします。最新のグローバル製造業PMIやエコノミックサプライズについてもお話しするほか、目玉としてトランプ大統領の言動とNYダウ相場動向についてお話しますので、是非ご視聴ください。YouTube LIVEやUstreamでも配信します。
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