★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が大幅高、欧州株もイタリア株を中心にほぼ全面高で推移する中、円売りが全般優勢となった。欧州市場で米長期金利の上昇で一時104.05円まで値を上げたが、その後は失速した。英・欧経済指標が市場予想を上回る改善でドルを下押しした。米長期金利が3.09%付近に上昇し、欧州株高やNYダウ先物のプラス圏推移でリスク選好的な円売りが再開した。
英国がEU離脱合意を目指し、アイルランド国境問題で妥協案を計画していると報じられると対欧州通貨でドル売りが入った。NYダウが一時260ドル超上昇したほか、日経先物が150円上げると、リスク選好が高まり円売り・ドル買いが優勢となった。ただ、株高でリスク選好の円安となったものの、株価上昇が落ち着き、ドル/円はもみ合いとなった。114円台での戻り売りは根強いものの、引き続き114円付近で落ち着いた状態が継続した。
★欧米主要経済指標結果
・英・9月製造業PMI:53.8(予想:52.5、8月:53.0←52.8)
・英・8月住宅ローン承認件数(中銀):6.64万件(予想:6.45万件、7月:6.52万件←6.48万件)
・ユーロ圏・8月失業率:8.1%(予想:8.1%、7月:8.2%)
・米・9月製造業PMI改定値:55.6(予想:55.6、速報値:55.6)
・米・9月ISM製造業景況指数:59.8(予想:60.0、8月:61.3)
・米・8月建設支出:前月比+0.1%(予想:+0.4%、7月:+0.2%←+0.1%)
★欧米市場のポイント
・113.85-114.06円の狭いレンジ相場
・114円台では滞空時間が短い
・米経済指標は若干弱い結果
・米長期金利が上昇基調
・米加のNAFTA再交渉妥結でリスク回避後退
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