★欧州市場朝方の取引では、アジア株の上昇を背景にリスク選好回復による円安地合いが進展した。なお、欧州主要株価指数は全面高で取引を開始した。一時109.95円前後にドルが上値を伸ばしたが、節目の110.00円に上値を抵抗されると、NYダウ先物と米長期金利が上げ渋るに連れてドルが小幅軟化した。英国の経済指標発表を受け市場の注目がポンドに向かったため、ドル/円は蚊帳の外となり109円台後半でこう着した。20時以降は109.80円台での狭いレンジ取引続き、ドル/円の動意は薄い展開となった。
米国株相場は堅調に推移していたものの相場の反応は鈍く、109.80円近辺でこう着状態が続いた。また、パウエルFRB議長の証言原稿への反応も薄かった。その後、米国株が堅調に推移し、史上最高値を更新すると円売り・ドル買いがじわり強まった。ただ、110円大台を試す動きには持ち込めず、NYダウがマイナス圏に転じた動きに伴いドル売りが優勢になった。その後、NYダウが再びプラス圏に浮上するも、小高い水準で伸び悩んだ。
★欧米主要経済指標
・英・10-12月期国内総生産:前年比+1.0%(予想:+0.8%)
・英・12月商品貿易収支:+8.45億ポンド(予想:-100億ポンド)
・英・12月鉱工業生産:前月比+0.1%(予想:+0.3%)
・米・12月JOLT求人件数:642.3万件(予想:692.5万件、11月:678.7万件←680万件)
★欧米市場のポイント
・ドル/円は109.69∸96円のレンジ相場
・10-12月期英国GDPは予想を上回る結果
・独政治の先行き不透明感からユーロ売り
・ラガルドECB議長の講演発言では反応は限定的
・パウエル米FRB議長の議会証言では反応薄
・新型肺炎の感染拡大の勢い鈍化報道で警戒感後退
・VIX指数は15.04から15.18へ上昇
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