★欧州市場序盤の取引では、対欧州通貨中心にドルが続落した。なお、米長期金利が1.59%台に小幅低下、NYダウ先物は74ドル高で推移した。一時108.53円まで値を下げたが、一巡後はドル買い戻しが入り、一方的に売りが進む展開にはならなかった。米長期金利が1.588%付近に再低下となる中、ドル安の流れが持続した。欧州市場では、米長期金利が下げ渋り、NYダウ先物は上げ幅を縮小しており、ドル売りは一服した。欧米株高で円売りも続いた。
特に目立った材料は聞かれなかったが、円売りが優勢になった。米長期金利が1.57%台まで低下したことに引きずられ、ドルは上値を切り下げる展開になった。発表された米指標が全般的に予想を下回ったこともドルの重石となった。日中高値から調整の動きが一服し、持ち直し基調で109円を挟んだ動きになった。米財務省が実施した2年債入札の結果が順調だったことで、目先的に金利低下してドル売りが優勢になった。米国債買いが全般に強まり、米長期金利も1.56%付近まで低下したことで、108.70円付近までドルが売られた。
★欧米主要経済指標
・米・3月FHFA住宅価格指数:前月比+1.4%(予想:+1.0%、2月:+1.1%←+0.9%)
・米・3月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+13.27%(予想:+12.55%、2月:+12.00%←+11.94%)
・米・4月新築住宅販売件数:86.3万戸(予想:95.0万戸、3月:91.7万戸←102.1万戸)
・米・5月消費者信頼感指数:117.2(予想:118.8、4月:117.5←121.7)
・米・5月リッチモンド連銀製造業指数:18(予想:19、4月:17)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は108.53-109.07円のレンジ
・トルコ中銀の副総裁が解任されたことを受けリラ売り
・行動制限緩和から欧州の景気回復期待が強まりユーロ買いが先行
・4月新築住宅販売件数や5が鵜消費者信頼感指数は下振れ
・FRBのハト派姿勢が変わらない中で新たな材料待ちの様相
・米財務省が実施した2年債入札の結果が順調で金利低下でドル売り
・VIX指数は18.40から18.84へ上昇
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