FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 105円台維持出来ず上値の重さを意識!

 

★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物が70ドル安で軟調に推移する中、リスク選好のドル安圧力は後退した。なお、欧州株は軟調に取引をスタートした。欧州勢参入後も、東京市場の流れを引き継ぎドルがじり高推移を続けた。来週月曜日は米国がプレジデンツ・デーの祝日の為、本邦実需筋からのドル買い需要が指摘された。欧州株はやや軟調、NYダウ先物はマイナス圏で、株安を警戒したドル買いに振れた。ただ、105.00円に観測されている大量のオプションに絡んだ売りに押される展開となった。欧州市場の前後からのドル上昇と反落を経て、微妙に強含んだ。ドルの押し目買いと戻り売りとの綱引きとなった。

 

米長期金利が上昇したことで、全般ややドル高が優勢となり、ドル小幅高となった。NY序盤に見られたドル買いの動きから一転、ドル売り戻しが強まった。一部では、ロンドンフィキシングに絡んだドル売りも出たとの指摘もあった。祝日を控え、金曜の午後に入り徐々に動意が薄くなり104.90円台で小幅な上下に留まった。再び1.19%台まで上昇した米長期金利に対する反応も限られた。

 

★欧米主要経済指標

・米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:76.2(予想:80.9、1月:79.0)
・米・2月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:3.3%(1月:3.0%)
・米・2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.7%(1月:2.7%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は104.81-105.18円のレンジ

・英10-12月期GDP速報値が予想より強い内容でポンド買い

・南アランド/円は20年2月以来約1年ぶりの高値更新

・3連休前の週末によるポジション調整のユーロ売り・ドル買い

・原油や銅など商品相場が崩れたことで一時ドル高が進んだ

・ロンドンフィキシングに絡んだドル売りフローが観測

・VIX指数は21.25から19.97へ低下

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