★欧州市場の序盤の取引では、NYダウ先物が20ドル高で伸び悩む中、小動きながらドルの戻り鈍く前日横ばいとなった。なお、欧州株は軟調に取引を開始した。NYダウ先物が一時150ドル超安に下げ幅を拡大したことを受け、リスク回避のドル高・円高地合いが進展した。欧州株が全面安で推移する中、リスク回避の動きに支援され、ドルが全面高地合いを維持した。欧州市場中盤の取引では、株安を背景にリスク回避のドル高の流れが持続した。米長期金利の低下が重石となり、ドル買いは続かなかった。
NYダウ先物が下げ幅を縮小し、リスク回避のドル買いが緩み104円前後に押し戻し、動きが鈍かった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より悪化したものの、11月米フィラデルフィア連銀製造業指数は予想を上振れたことで104.08円前後の小幅な値動きとなった。特に新規のドル売り材料は伝わらなかったものの、NYダウの下げ渋りやナスダック装具尾の強含みを受けて、全般ドル売りが優勢となった。104円台の重さを再確認し、先週半ば以降から続く下落トレンドに戻った形となった。上昇力が強まらない米長期金利もドルの重石となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・9月経常収支:+252億ユーロ(8月:+199億ユーロ)
・米・先週分新規失業保険申請件数:74.2万件(予想:70.0万件、前回:71.1万件←70.9万件)
・米・失業保険継続受給者数:637.2万人(予想:640.0万人、前回:680.1万人←678.6万人)
・米・11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:26.3(予想:22.5、10月:32.3)
・米・10月中古住宅販売件数:685万戸(予想:647万戸、9月:657万戸←654万戸)
・米・10月景気先行指数:前月比+0.7%(予想:+0.7%、9月:+0.7%)
★欧州市場のポイント
・ドル/円相場は103.73-104.21円のレンジ
・トルコ中銀は政策金利を15.0%に引き上げた
・英国とEUの交渉に関して大きな進展は伝わらず
・英国の合意なき離脱のリスクが意識
・NY市場で米長期金利が低下すると徐々にドル売り
・米経済指標はまちまちで反応は限定的
・VIX指数は23.84から23.11へ低下
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