FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 週末控えポジション調整の動き!

 

★欧州市場序盤の取引では、ドルの買い戻しが再開され103.50円台にドルが再上昇した。なお、欧州株は軟調に取引を開始、NYダウ先物は81ドル安に反落した。欧州市場では、まとまった円売りがフローが持ち込まれ上昇したが、ドル/円は失速した。英国とEUとの通商協議に関する悲観的な見方でポンド/ドルが弱含みとなり、ドル/円を小幅に押し上げた。103.60円の売りをこなせず、戻り売りに押される展開となった。調整のドル買い戻しが一巡し、次第にドル売りの方向へ傾くと売りが強まり103.20円前後まで下押しした。

 

週末を控えたポジション調整目的のユーロ売りも出たことで円売り・ドル買いがじわりと強まった。ただ、米FOMCなど重要イベントを通過したことで商いは徐々に細った。米国株が次週にクリスマスを控えるなか高値圏の利食い優勢による調整安となったことを受け、リスク回避のドル買いを反映して103.48円前後へ戻す場面もあったが、クロス円と同様に円買いも入り押し戻された。米国株安によるリスク回避のドル買いも入り押し戻された。米国株安によるリスク回避のドル買いとなったものの、ドル/円は週末の調整中心の相場で動意は限られた。

 

★欧米主要経済指標

・独・12月IFO企業景況感指数:92.1(予想:90.0、11月:90.9←90.7)
・ユーロ圏・10月経常収支:+266億ユーロ(9月:+252億ユーロ)

 

・米・7-9月期経常収支:-1785億ドル(予想:-1870億ドル、4-6月期:-1614億ドル←-1705億ドル)
・米・11月景気先行指数:前月比+0.6%(予想:+0.5%、10月:+0.8%←+0.7%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は103.19-59円のレンジ

・英国とEUのFTAを巡る交渉の時間切れが迫る中ぽインド売り優勢

・103円半ばから上の水準に本邦実需のドル売りを観測

・7-9月期米経常収支は市場予想より強い内容

・11月米景気先行指数は市場予想を上回った

・週末を控えたポジション調整的な展開

・VIX指数は21.93から21.57へ低下

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