FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 近くて遠い110円台の壁!

 

★欧州市場朝方の取引では、アジア市場で豪ドルが急落したことを受け、全般的にドル高・円高が進行し、クロス円で円は全面高となった。なお、欧州株は小幅反落して開始した。豪ドル/円の下落基調が続く中、米長期金利の低下を背景に上値が重く、109.50円台に下値を広げた。109.53円まで弱含んだものの、109.50-55円に継続的に控えているドル買いオーダーが意識されドルが買い戻された。米長期金利が低下幅を縮め、NYダウ先物も買い戻しの動きにつれてショートカバーが入った。NY勢の入り際には109.80円台まで持ち直したドル/円だが、NY株式市場のオープンを控えて109.70円付近で伸び悩んだ。

 

米11月貿易収支が強い内容となったことを受けて109.84円付近まで上げたものの、米長期金利が低下したことで上値は限られた。100ドル近く下げたNYダウが一時プラスに転じたことや、米長期金利が2.67%から2.69%へ上昇したことでドルの買い戻しが入った。その後、米10年債入札後に米長期金利が上昇したことを受けてドル買いが優勢となった。

 

★欧米主要経済指標

・米・11月貿易収支:-493億ドル(予想:-540億ドル、10月:―557憶ドル←-555億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・109.53-99円のレンジ相場

・英国のEU離脱を巡る懸念が根強い

・独景気の減速懸念の高まり

・米政府機関が再び閉鎖懸念が浮上

・米10年債入札後に全般ドル買い

・米11月貿易収支は予想より強い内容

・VIX指数は15.57から15.38へ低下

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