★欧州市場序盤の取引では、前日のNY市場の流れを引き続き、円全高の流れが持続した。109.40円割れにストップロスオーダーが置かれていた模様でドル売りが強まった。なお、米長期金利は1.28%前半、NYダウは60ドル高で推移した。原油価格の堅調地合いで資源国通貨が買われ、ドル売りを支援した。欧州中盤の取引では、ドル/円やドル/スイスを中心にドル安の流れが持続した。
中国の大手不動産デベロッパーのデフォルト懸念によるリスク回避が意識され円買いが優勢になった。9月米NY連銀製造業景気指数が予想を大きく上回ったことで、米長期金利が1.28%台を回復したことで、ドルの買い戻しが入った。米長期金利が1.31%台まで上昇したこともあり、小幅にドル買戻しが優勢になった。日本が当面緩和策を維持するとの見方や株高に連れたリスク選好の円売りが入った。その後も、米長期金利が上昇したことや、NYダウが一時300ドル超上昇したこともあり、リスク選好の円売りががやや優勢になった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・7月鉱工業生産:前月比+1.5%(予想:+0.6%、6月:-0.1%←-0.3%)
・米・8月輸入物価指数:前月比‐0.3%(予想:+0.2%、7月:+0.4%←+0.3%)
・米・9月NY連銀製造業景気指数:34.3(予想:17.9、8月:18.3)
・米・8月鉱工業生産:前月比+0.4%(予想:+0.5%、7月:+0.8%←+0.9%)
・米・8月設備稼働率:76.4%(予想:76.4%、7月:76.2%←76.1%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.08-56円のレンジ
・ジョンソン英首相の内閣改造への期待
・中国の大手不動産デベロッパーのデフォルト懸念
・9月米NY連銀製造業景気指数が予想を大きく上回る
・良好な米経済しひょうを受けて米長期金利が上昇
・投資家の過度なリスク回避姿勢が後退
・VIX指数は19.46から18.18へ低下
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