★欧州市場朝方の取引では、欧州株が堅調に取引され、日経先物も小反発する中、ドルが上値を伸ばし日中高値を更新した。米長期金利が上昇幅を広げたが、ドル/円は114.00円に上値を抵抗され、113.85円前後で小動きとなった。欧州市場中盤の取引では、ドルは全般もみ合い商状ながら堅調地合いを維持した。
米9月ADP雇用時計が+23万人と事前予想の+18.4万人を上回り113.90円付近で堅調推移した。その後、米9月ISM非製造業指数が61.6と市場予想の58.0を上回ったことが分かると円売り・ドル買いが先行した。米長期金利の上昇や米国株高も相場の支援材料となった。米長期金利が2011年7月8日以来の3.13%台をうかがう水準まで上昇し、NYダウが史上最高値を更新するなどリスク選好の円売りが継続した。その後、米国株の上昇縮小を反映してリスク選好の円売りが後退したことや米長期金利の頭打ちから一旦下押しした。しかし、パウエル米FRB議長が講演で『米経済は極めてポジティブ』『まだ中立的な金利水準には遠い』『中立金利を超える可能性がある』などと述べると全般ドル買いが活発化し、一時114.54円と昨年11月6日以来の高値を付けた。
★欧米主要経済指標
・英・9月サービス業PMI:53.9(予想:54.0、8月:54.3)
・英・9月総合PMI:54.1(予想:53.9、8月:54.2)
・ユーロ圏・8月小売売上高:前月比-0.2%(予想:+0.2%、7月:-0.6%←-0.2%)
・米・9月ADP雇用統計:前月比+23.0万人(予想:+18.4万人、8月:+16.8万人←+16.3万人)
・米・9月ISM非製造業景況指数:61.6(予想:58.0、8月:58.5)
・米・9月サービス業PMI改定値:53.5(予想:53.0、速報値:52.9)
・米・9月総合PMI改定値:53.9(速報値:53.4)
★欧米市場のポイント
・113.77-114.54円のレンジ相場
・良好な米経済指標受け全般ドル買い
・NYダウ史上最高値更新
・米長期金利は3.1%台後半へ上昇
・パウエル米FRB議長のタカ派発言
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