FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 終始110.00円の上値の重さを意識!

 

★欧州市場序盤の取引では、株高を背景にリスク選好のドル安・円安の動きが優勢となり、クロス円が上値を伸ばし、110.00円近辺にドルが反発した。なお、NYダウ先物は155ドル高に反発した。株高を背景に、リスク選好によるドル安の動きが進行した。欧州株、NYダウ先物が上げ、米長期金利が1.33%近辺に上昇となったことにドルが下支えされた。節目の110.00円手前で再び頭を抑えられると、米長期金利が上昇一服となったこともあり109.80円台へ下押しした。

 

NY勢の参入後は改めてドル売りが先行した。節目の110.00円手前で頭の重さを確認すると109.80円付近まで上値を切り下げた。もっとも、8月米PPIが予想を上回ったことで下げ渋った。新規材料難から様子見ムードが広がり、狭いレンジ取引に終始した。一時1.35%台まで上昇した米長期金利を眺めながら徐々にドル買いが強まり、110.00円手前で足踏み状態となった。週末のNY午後で動意は欠けたが、弱いクロス円が重石となった。

 

★欧米主要経済指標

・米・8月生産者物価指数(PPI):前月比+0.7%(予想:+0.6%、7月:+1.0%)
・米・8月生産者物価コア指数:前月比+0.6%(予想:+0.6%、7月:+1.0%)
・米・8月生産者物価指数:前年比+8.3%(予想:+8.2%、7月:+7.8%)
・米・8月生産者物価コア指数:前年比+6.7%(予想:+6.6%、7月:+6.2%)
・米・7月卸売在庫改定値:前月比+0.6%(予想:+0.6%、速報値:+0.6%)
・米・7月卸売売上高:前月比+2.0%(6月2.3%←+2.0%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は109.78-99円のレンジ

・8月米PPIが予想を上回ると米長期金利が1.35%台に上昇

・メスター米クリーブランド連銀総裁のタカ派発言

・アップル株が3%超の大幅下落となり指数を押し下げた

・VIX指数は18.80から20.95へ上昇

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