★欧州市場朝方の取引では、欧州株が反発し、日経先物も100円高となる中、円高の流れは一服し106.30円付近で下げ渋る展開となった。欧州株が総じて堅調地合いで推移し、NYダウ先物もプラス圏を維持しており、リスク選好的なドル買い・円売りの流れではあったが、米長期金利が1.67%台に低下する中、ドルの押し上げ効果は弱かった。米長期金利が1.6198%と16年10以来の水準まで低下したことを受け、ドル売りが強まったが、米長期金利の低下が一服すると下げ渋る展開となった。
NYダウが580ドル超下落し、米長期金利が1.5931%前後まで低下すると円買い・ドル売りが強まった。ただ、前日安値105.52円がサポートとして意識されるとやや下値を切り上げる展開となった。ただ、一時持ち直す動きも見られたが、米国株の軟調地合いを眺め上値の重い展開となった。エバンス米シカゴ連銀総裁の『リスクは増大しており追加緩和が必要になる可能性がある』との発言もドルの重石となった。低調な米10年債入札を受けて、米10年債金利が1.67%まで低下幅を縮小したことでドルの買い戻しが入った。その後、ナスダックがプラス圏に浮上し、NYダウも2ケタ安まで下げ幅を縮小したことでドル/円の下支えとなった。
★欧米主要経済指標
・米・6月消費者信用残高:+145.96億ドル(予想:+161.00億ドル、5月:+177.93億ドル←+170.86億ドル)
★欧米市場のポイント
・105.45-106.31円のレンジ相場
・独10年債金利が連日で過去最低水準を更新
・トランプ大統領がFRBへ利下げ圧力
・エバンス米シカゴ連銀総裁が追加緩和が必要になると発言
・低調な10年債入札をきっかけに金利が上昇
・VIX指数は20.17から19.49へ低下
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