★欧米市場序盤の取引では、ポンド/ドルの上昇に主導されてドルが主要通貨に対して弱含み推移した。もっとも、米FOMC結果を控えてる中、ドルの値幅は限定的となった。なお、米長期金利は1.49%台に小幅上昇した。米長期金利は小幅ながら1.49%台を維持しており、ドルの下支え材料になった。なお、NY先物は58ドル安に続落した。NYダウ先物が下げ幅を取り戻したものの、米FOMCの結果発表を控え109.95円前後でもみ合い商状を継続した。米長期金利が1.48%台へ低下していることから、じり安に推移した。
米5月住宅着工件数が市場予想を下回りややドル売りが優勢になった。NY勢の本格参入後に米長期金利の低下が一服すると、欧州時間から強まったドル売りの勢いも後退した。欧州時間に複数回110円乗せトライしていたが、いずれも110円を上回ることができず上値の重い展開だった。しかし、米FOMCで2023年までに2回の利上げを示唆したことで、米金利が上昇し、ドル買いが優勢になった。さらに、パウエルFRB議長が予想以上のインフレが高水準で継続していると発言したこともあり、米長期金利は1.58%台後半まで上昇したことでドル買い継続した。引け前に一時110.72円と4月5日以来の高値を更新した。
★欧米主要経済指標
・米・5月住宅着工件数:157.2万戸(予想:163.0万戸、4月:151.7万戸←156.9万戸)
・米・5月住宅建設許可件数:168.1万戸(予想:173.0万戸、4月:173.3万戸)
・米・5月輸入物価指数:前月比+1.1%(予想:+0.8%、4月:+0.8%←+0.7%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.77-110.72円のレンジ
・欧州市場ではFOMCを控えて様子見ムードが広がった
・FOMCの金利見通しで2023年までに2回の利上げが想定
・米FRB議長がインフレが予想以上に上昇する可能性を示唆
・債券売りが進み米長期金利は一時1.5890%まで上昇
・VIX指数は17.02から18.15へ上昇
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