★欧州市場朝方の取引では、米中対立や英国政治不安に対する警戒感を背景に、リスク回避の動きが優勢になった。なお、欧州株が軟調推移した。欧州勢参入後に米長期金利が低下に転じ、日米金利差縮小を意識した売りが出た。その後、米長期金利の低下が一服したことで106円台を回復した。連休明けのNY勢参入を控え、日経先物が90円安で軟調推移したが、米長期金利が下げ渋る中、ドル/円は目立った動意は見られなかった。劉中国副首相が『貿易戦争に断固反短する』、『米中は互恵に基いて問題を解決できると期待』などと報じられたことを好感したドル買いが入った。
米8月ISM製造業景気指数が49.1と予想を下回り低水準となったことで、円買い・ドル売りが優勢になった。NYダウが420ドル超下落し、米長期金利が低下したことも重石となった。米長期金利が1.427%付近から1.45%台を回復するとドルも持ち直す展開となった。米国株はマイナス推移ながらも下げ渋り、米長期金利が1.47%台まで低下幅を縮小したことで106円台を回復した。
★欧米主要経済指標
・英・8月建設業PMI:45.0(予想:46.5、7月:45.3)
・ユーロ圏・7月生産者物価指数:前年比+0.2%(予想:+0.2%、6月:+0.7%)
・米・8月製造業PMI改定値:50.3(予想:50.0、速報値:49.9)
・米・8月ISM製造業景況指数:49.1(予想:51.3、7月:51.2)
・米・7月建設支出:前月比+0.1%(予想:+0.3%、6月:-0.7%←-1.3%)
★欧米市場のポイント
・105.68-106.30円のレンジ相場
・ECBが金融緩和姿勢を強めるとの見方からユーロ売り
・米8月ISM製造業景気指数が50を下回ったことでドル失速
・米長期金利は一時1.4272%前後と2016年7月以来の低水準
・NYダウは一時420ドル超下落
・VIX指数は18.98から19.66へ上昇
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