★欧州市場朝方の取引では、株高・原油高を背景に、リスクに敏感なポンドや資源国通貨が対ユーロや円で底堅く取引された。米長期金利が1.80%台に上昇となったことを受け、115円台後半では戻る売りにやや押されドルが上げ渋った。欧州市場では、欧州株式市場で主要指数が軟調地合いとなり、株安を嫌気した円買いが主要通貨を下押しした。米長期金利が1.80%台から1.77%台に上昇幅を縮小したことを受けドルは軟化した。米露による戦略的安定対話に対する警戒感が重石となった。欧米株価指数での下落でリスク回避の円買いが優勢になった。
欧米株価の下落に伴うリスク回避のドル買いと円買いが同時に入ったため、ドル/円自体は大金亜方向感が出なかった。NYダウが一時590ドル超下落するとリスク回避の円買いじわりと強まった。米国株がマイナス幅を縮小したことで下げ止まった。米長期金利の上昇幅縮小を眺めて再び下値を試すも日通し安値に届かなかった。その後、NYダウが約280ドル安まで下げ幅を縮小したことなどを支えに、115.25円付近まで買い戻された。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月失業率:7.2%(予想:7.2%、10月:7.3%)
・ユーロ圏・1月センティックス投資家信頼感:14.9(予想:13.0)
・米・11月卸売在庫改定値:前月比+1.4%(予想:+1.2%、速報値:+1.2%)
・米・11月卸売売上高:前月比+1.3%(予想:+1.0%、10月:+2.5%←+2.2%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は115.01-81円のレンジ
・ウクライナ情勢を巡る米露会談への警戒感から全般リスク回避
・ロシア中銀の昨年6月時点の外貨準備高比率でドルのシェアが縮小
・NYダウが一時590ドル超下落でリスク回避
・VIX指数は18.76から19.40へ上昇
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