★欧州市場朝方の取引では、リスク許容度の改善を受け、ドル/円はドル安・円安が交錯する中、114.35円近辺でもみ合いとなった。なお、欧州主要株価指数は小幅続伸した。欧州序盤、欧州主要株価指数が反落、米長期金利も1.84%近辺に低下となる中、為替市場では円買い戻しが優勢の展開となった。欧州主要株価指数が上昇に転じたほか、NYダウ先物はプラスを維持し、株高期待の円売りは継続した。また、米長期金利の低下は一服しドル売りを弱めた。
米1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想を上回ったものの、米新規失業保険申請件数が予想を上回り雇用改善一服にドル売りがやや優勢になった。米12月中古住宅販売件数が予想を下回るとドル売りが優勢になった。NYダウが400ドル超高まで上げ幅を拡大するとリスク選好のドル売り圧力が強まった。金利低下に伴うドル売りに一時113円台へ下落したが、米株式の上げ幅拡大に連れたリスク選好の円売りが再燃し114円台を回復した。主にユーロや資源国通貨に対してドルが買い戻されたことで、ドル/円も下げ渋った。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・12月消費者物価指数改定値:前年比+5.0%(予想:+5.0%、速報値:+5.0%)
・ユーロ圏・12月消費者物価コア指数改定値:前年比+2.6%(予想:+2.6%、速報値:+2.6%)
・米・1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:23.2(予想:19.0、12月:15.4)
・米・先週分新規失業保険申請件数:28.6万件(予想:22.5万件、前回:23.1万件←23.0万件)
・米・失業保険継続受給者数:163.5万人(予想:156.3万人、前回:155.1万人←155.9万人)
・米・12月中古住宅販売件数:618万戸(予想:642万戸、10月:648万戸←646万戸)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は113.92-114.49円のレンジ
・トルコ中銀が予想通り金融政策の現状維持を発表して緩和サイクルを停止
・ラガルドECB総裁はユーロ圏のインフレが2022年中に安定鈍化との見通し
・ウクライナ情勢の緊迫化がユーロ安につながった
・VIX指数は23.85から25.59へ上昇
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