★欧州市場序盤の取引では、米長期金利が上昇基調を保つ中、ドル買いが強まったが、昨日高値の111.30円が目先のレジスタンスとして意識されると米金利上昇が一服したこともあり、やや上値が重くなった。なお、欧州株は高安まちまちの展開となった。欧州株やNYダウ先物が上げ、米長期金利が1.49%台まで上昇する中、ドル買い・円売りが優勢になった。米長期金利が再び1.50%手前まで上昇したことを受けて徐々に下値を切り上げた。リスク回避志向が強い中で円買いが進むことなく、ドル買いが優勢になった。
米8月貿易赤字が過去最高で、米金利が上昇幅を縮めた場面ではドルは失速したが、下値を堅かった。9月米ISM非製造業指数が予想を上回ったことを受けて、全般ドル買いが先行した。米長期金利が1.53%台まで上昇したことも相場の支援材料になった。NYダウが430ドル超上昇したことも円売り・ドル買いが出た。一時ストップを巻き込んで上昇したものの、その後は修正の動きから軟調地合いとなった。ウォーレン米上院議員がパウエルFRB議長の再任について否定的な考えを示したことも重石となり、ドル/円は買いが一服した。米長期金利が再び1.53%台を回復したこともドル/円を下支えした。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・8月生産者物価指数:前年比+13.4%(予想:+13.5%、7月:+12.4%←+12.1%)
・英・9月サービス業PMI改定値:55.4(予想:54.6、速報値:54.6)
・英・9月総合PMI改定値:54.9(予想:54.1、速報値:54.1)
・米・8月貿易収支:-733億ドル(予想:-708億ドル、7月:-703億ドル←-701億ドル)
・米・9月サービス業PMI改定値:54.9(予想:54.4、速報値:54.4)
・米・9月総合PMI改定値:55.0(速報値:54.5)
・米・9月ISM非製造業景況指数:61.9(予想:59.9、8月:61.7)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は111.06-56円のレンジ
・米長期金利が1.53%台まで上昇したことが相場の支援材料
・米ISM非製造業指数が予想を上回りドル買い
・ウォーレン米上院議員がパウエルFRB議長の再任を否定
・一時NYダウが480ドル超上昇したことでリスク選好
・VIX指数は22.96から21.30へ低下
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