★欧州市場序盤の取引では、ユーロ/円の売りで一時連れ安となる場面があったが、大きな動きにならず109.70円台を中心に小動きとなった。欧州市場では109.70円台と底堅く推移した。欧州株式市場は主要指数が高安まちまちだが、下げ渋りを受け円買いは後退した。NYダウ先物はプラスに転じた。WTI原油先物が67ドル台前半で下げ渋る中、米長期金利が1.30%近辺に再上昇となるに連れドルが小幅反発した。
7月米耐久財受注額が予想を上回る結果だったことが分かると下値を切り上げる展開になった。米長期金利が1.31%まで上昇する中、心理的節目となる110.00円を巡る攻防が続いた。一時110.10円まで上昇したが、一目均衡表の上限110.13円がレジスタンスとして意識された。米長期金利の上昇が頭打ちとなり伸び悩んだ。その後、冴えない年債入札結果を受けて、米長期金利が1.32%から1.34%まで上昇したことでドル買い戻しの展開になった。しかし、米長期金利が頭打ちとなったほか、ユーロ/ドルがストップ買いをつけてユーロ高・ドル安になると対円でもドルは弱含みとなった。
★欧米主要経済指標
・独・8月IFO企業景況感指数:99.4(予想:100.4、7月:100.7←100.8)
・米・7月耐久財受注速報値:前月比-0.1%(予想:-0.3%、6月:+0.8%←+0.9%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.7%(予想:+0.5%、6月:+0.6%←+0.5%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+1.0%(予想:+0.7%、6月:+0.6%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.70-110.12円のレンジ
・米10年債利回りが1.34%台まで上昇で円売り・ドル買い
・7月米耐久財受注額が市場予想を上回ったことでドル買い
・冴えない5年債入札結果を受けると米長期金利が上昇
・27日のパウエルFRB議長の講演内容を見極めたいとして様子見ムード
・VIX指数は17.22から16.79へ低下
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