★欧州市場序盤の取引では、対ドル・対円で欧州通貨が伸び悩む一方、商品高を背景に資源国通貨は底堅さを維持した。なお、欧州株は小幅続伸、NYダウ先物は60ドル高で推移した。欧州株式市場は高安まちまち、NYダウ先物は上げ幅縮小でリスク選好的な円売りは一服した。同時にリスク選好のドル売りが後退し、ドル/円は底堅く推移した。株価が伸び悩むに連れて、米長期金利も1.255%近辺に軟化となったことを受け、ドルは下落した。昨日と同様にNY勢参入し始める時間帯でドル売りが強まる展開になった。
ジャクソンホール会合を控えてドル売り優勢も、109.40円以下には継続的にドル買いオーダーが観測された。米CIA長官とタリバン幹部の会談で、タリバン側が米国は31日までに撤退するよう述べたとのニュースが伝わると、米長期金利が1.282%近辺まで急上昇したことでドルが急騰した。米長期金利の上昇やオプション絡みの動きによるドル買いは一服した。2年債入札を控え米長期金利が1.26%から1.28%まで上昇したことでドル買い戻しとなった。米長期金利の上昇によりドル相場は総じて強含み、目先的な上下の動きに一巡感もあり動意を落ち着かせた。
★欧米主要経済指標
・米・8月リッチモンド連銀製造業指数:9(予想:24、7月:27)
・米・7月新築住宅販売件数:70.8万戸(予想:69.7万戸、6月:70.1万戸←67.6万戸)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.38-87円のレンジ
・商品価格上昇で資源国通貨伊買い・ドル売り
・米10年債利回り1.29%台への上昇がドル下支え
・27日のパウエルFRB議長の講演控え全般様子見
・米経済指標は好悪まちまちの結果
・VIX指数は17.15から17.22へ上昇
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