★欧州市場序盤の取引では、主要6通貨に対するドル指数が小幅続落し、110.60円台でドル弱含みとなった。なお、米長期金利は1.514%付近に小幅低下、NYダウ先物は3ドル安に小幅反落した。欧州市場でドル/円は底堅く推移し、110.70円付近でのもみ合いとなった。欧州通貨は対円で小高く、ドル/円を支援した。一方で、ドル/円は利益確定売りが出やすく、上値の重い展開となった。日中安値から買戻しの動きが意識されたが、全体的には様子見ムードが根強く110円台中盤から後半での推移が継続した。NY勢が参入する時間帯に入ると全体的にドル買いが強めるなど方向感なく推移した。
新規手掛かり材料に乏しい中で節目の111円を前に上値を抑えられると一巡後は下押しした。米6月ダラス連銀製造業活動指数が予想下回りドルは軟調となった。市場では『月末・四半期末が近づく中、ロンドンのフィキシングに絡んだ円買いのフローが観測された』との指摘があった。110円半ばで戻りの鈍い動いとなった。米長期金利は1.47%割れまで低下幅を拡大した。前週末の安値110.48円が目先サポートとして働くと下げ渋った。米長期金利の低下が一服したことも相場を下支えし110.60円台まで下げ幅を縮小した。
★欧米主要経済指標
・米・6月ダラス連銀製造業活動指数:31.1(予想:32.5、5月:34.9)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は110.47-97円のレンジ
・欧州市場では新規手掛かり材料なく狭いレンジ
・英国で新規感染者が1月以来の多さと伝わる
・米長期金利が低下したことがドル相場の重石
・ロンドンのフィキシングに絡んだ円買いフロー
・米インフラ計画案の法制化に懐疑的な見方広がる
・VIX指数は15.62から15.76へ上昇
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