★欧州市場序盤の取引では、前日のFOMC以降のドル高基調が対欧州通貨で加速する一方、米長期金利が1.55%台に低下となる中、110.55円近辺にドルが反落した。米長期金利が1.55%台から1.57%近辺に低下幅を縮小したことに連れ、ドルは下げ渋った。ドル高の流れが進行する中、下げ幅を縮小し110.70円前後と前日NY市場終値水準を回復した。なお、NYダウ先物は104ドル安となった。新規失業保険申請件数と失業保険継続受給者数が予想より悪化したことでドルは弱含みとなった。
米長期金利が1.54%台まで低下した動きに連れドルは弱含みとなった。モデル系ファンドなどの円買いが市場を引っ張った。NY勢の本格参入後も米長期金利の低下を手掛かりにしたドル売りの流れが継続した。1.52%台まで低下する中、110.20円割れとなった。ポジション解消のクロス円の売りが出た反面、対円以外ではドルが買われていることで、ドル/円は110円前半でもみ合いとなった。米金利の戻りが鈍いこともありドル/円は上値の重い展開になった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・5月消費者物価指数改定値:前年比+2.0%(予想:+2.0%、速報値:+2.0%)
・ユーロ圏・5月消費者物価コア指数改定値:前年比+1.0%(予想:+0.9%、速報値:+0.9%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:41.2万件(予想:36.0万件、前回:37.5万件←37.6万件)
・米・失業保険継続受給者数:351.8万人(予想:342.5万人、前回:351.7万人←349.9万人)
・米・6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:30.7(予想:31.0、5月:31.5)
・米・5月景気先行指数:前月比+1.3%(予想:+1.3%、4月:+1.3%←+1.6%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は110.12-76円のレンジ
・レーンECB先夫理事のハト派発言でユーロ売り優勢
・米雇用指標や製造業関連指標が予想を下回りドル売りが優勢
・米10年債利回りが1.47%台まで急低下したことがドルの重石
・VIX指数は18.15から17.75へ低下
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