★欧米市場朝方の取引では、米長期金利が低下したことや、前日の反動調整の動きによりドルは戻り売りに押されてやや反落した。米長期金利が再上昇となったことに伴い、欧州勢参入後から強まったドル売り戻しの流れは一服した。欧州市場前場の取引ではドル/円の動意は乏しく、114.30円前後でもみ合いとなった。欧州株が全面安となり、NYダウ先物も下落していたことで、円買いが優勢となった。
NY市場序盤では、利益確定のドル売りが優勢で、宇和年の重い値動きとなった。NYダウが250ドル超下落したことなどをながめ円買い・ドル売りが先行した。節目の114.00円を下抜けると一時113.60円近辺まで下げ足を速めた。その後、米長期金利が調整の低下を3.17%にとどめ、3.2%付近へ戻したことを受け、リスク回避の円買い圧力は緩和した。米長期金利の戻りは一巡したが、クロス円での円買いが弱まり、ドル/円は底堅くなった。
★欧米主要経済指標
・欧州は特になし
・米・先週分新規失業保険申請件数:20.7万件(予想:21.5万件、前回:21.5万件←21.4万件)
・米・失業保険継続受給者数:165.0万人(予想:166.5万人、前回:166.3万人←166.1万人)
・米・8月製造業受注:前月比+2.3%(予想:+2.1%、7月:-0.5%←-0.8%)
・米・8月耐久財受注改定値:前月比+4.4%(予想:+4.5%、速報値:+4.5%)
・米・8月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比0%(速報値:+0.1%)
・米・8月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比-0.2%(速報値:+0.1%)
・米・8月製造業受注・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比-0.9%(速報値:‐0.5%)
★欧米市場ポイント
・113.60-114.39円のレンジ相場
・米経済指標は概ね良好
・世界的な金利上昇に警戒感
・欧米株式市場は全面安
・引けにかけては底堅い展開
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