★欧米市場序盤の取引では、アジア市場での流れを引き継ぎ、ドル/円を中心にドル全面安の流れが持続した。なお、NYダウ先物は10ドル安、米長期金利は1.162%付近に小幅低下、欧州株は高安まちまちで取引をスタートさせた。米長期金利の戻りが鈍く1.157%付近に再低下となったことにドルが圧迫した。米長期金利の低下が止まらず、ドル売り基調が継続した。米長期金利の低下を手掛かりにドル売りが強まった。その後、下げ止まるとドル売りも一服した。一方、欧米株か指数は軟調地合いが継続した。具体的な材料が乏しく、様子見ムードで積極的な売り買いは手控えられた。欧米株価指数は軟調地合い、米長期金利の低下水準は変わらず、ドルを買いにくい展開だった。
カプラン米ダラス連銀総裁がブルームバーグTVとのインタビューで『一時的なインフレの上昇に驚きはない』と、FRBの長期にわたる金融緩和を維持する姿勢を示唆した。米長期金利は前日の1.19%水準から1.15%へ低下した。
ドル売りの圧力は後退したものの、全般円高が進んだため戻りも限定的となった。米長期金利の低下や米国株の下落を背景にリスク回避の円買いとなった。一時140ドル下げたNYダウ株価はプラスに回復し、米長期金利も1.14%で下げ止まったことでドル売りも一服した。米国株が様子見ムードを強める中、ドル/円も狭いレンジの動きが意識された。
★欧米主要経済指標
・米・12月JOLT求人件数:664.6万件(予想:640.0万件、11月:657.2万件←652.7万件)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は104.66-88円のレンジ
・英国ではワクチンの接種が順調に進んでいることでポンド買い
・米経済指標の発表なく相場材料に乏しく大きな方向感出ず
・カプラン米ダラス連銀総裁が金融緩和維持する姿勢を示唆
・米長期金利の低下に伴ってドルが全面安
・VIX指数は21.24から21.63へわずかに上昇
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