★欧州市場序盤の取引では、独8月ifo指数が予想比強めの結果となったことを受け、ユーロ/円の上昇に連れて、ドル/円もドルが上値を伸ばした。NYダウ先物が151ドル高、日経先物は上昇幅を縮小する中、ドル高地合いが維持された。欧州株式市場は主要指数が総じて強含むほか、NYダウ先物も堅調地合いを維持したことを受け、ドル/円はしっかりの動きとなった。米中の貿易協議への警戒感が緩み、欧米株価指数が堅調な動きとなる中、リスク選好の円売りが優勢となった。米長期金利の上昇でリスク選好の円売りが継続した。
安倍首相が28日に記者会見を開く予定と報じられると、海外勢はリスクシナリオとしての退陣を警戒する動きとなった。7月米新築住宅販売件数は予想を上回ったものの、8月米消費者信頼感指数は予想比下振れするなど、まちまちな結果となる中、106.40円台で底堅い展開となった。米長期金利が一時0.7145%前後まで上昇幅を拡大したことを受けて円売りが強まった。ただ、米長期金利が0.68%前半まで上昇幅を縮小したことでドルが売り戻された。その後、良好な米2年債入札結果受け、米長期金利が低下したことでドル売りが再開した。NY午後に入りポジション調整が中心の動きとなり小幅な動きとなった。
★欧米主要経済指標
・米・6月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+3.46%(予想:+3.60%、5月:+3.61%←+3.69%)
・米・6月FHFA住宅価格指数:前月比+0.9%(予想:+0.3%、5月:-0.2%←-0.3%)23000
・米・8月リッチモンド連銀製造業指数:18(予想:10、7月:10)
・米・8月消費者信頼感指数:84.8(予想:93.0、7月:91.7←92.6)
・米・7月新築住宅販売件数:90.1万戸(予想:79万戸、6月:79.1万戸←77.6万戸)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は106.07-57円のレンジ
・安倍首相は28日に記者会見を開く予定との報道
・8月独ifo企業景況感指数が予想を上回りユーロ買い
・米中貿易協議の進展期待を背景にリスク選好
・ウイルスの治療法やワクチン開発進展への期待感
・VIX指数は22.37から22.03へ低下
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