★欧州市場朝方の取引では、全般的にドルと円が軟調に取引され、クロス円が上値を伸ばした。ドルインデックス指数は93.29付近に小幅反落した。米長期金利の上昇などを手掛かりに欧州勢の参入後に買いが強まった。2月2日の高値の110.48円を上抜けるとストップロスを誘発し110.60円台まで上げた。市場では本邦実需勢の買いが観測されたとの指摘があり、110.74円付近まで上昇した。米長期金利が低下に転じたことを受け、ドルの上昇は一服し、一時110.58円付近まで軟化した。米フィラデルフィア連銀が発表した5月製造業景気指数(フィリー指数)がプラス34.4と予想のプラス21.0を上回ったことが分かると円売り・ドル買いが優勢となった。その後も、NY原油先物と米長期金利が上昇基調を維持したことを背景にドル高が持続した。一時110.86円と1月23日以来の高値を付けたものの、ドル買いが一巡すると利益確定売りが出て上値を切り下げた。新規材料難のなか、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。
米長期金利の上昇に伴うドル買いが一段と強まった。しかし、トランプ米大統領の発言で、米朝首脳会談実施や米中貿易協議の成功に懐疑的見方も浮上し、ドルは伸び悩んだ。110円台後半での高値圏での取引が続いたが、値幅は狭いレンジ相場となった。上値抵抗ラインとして意識されていた260日線110.47円を上抜けて終了した。ただし、長期トレンドの17カ月線110.90円がレジスタンスとして意識されている。
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