★欧州市場序盤の取引では、円相場の動意は限定され106.80円前後に小幅続落となった。なお、NYダウ先物は45ドル安、米長期金利は1.274%付近に小幅反落、また、欧州株は高安まちまちで取引がスタートした。欧州市場では、英中銀によるマイナス金利導入への思惑が後退する中、ポンドに追随し欧州やオセアニアの通貨が対ドルで強含み、ドル/円を下押しした。米長期金利上昇の一服でポンド、ユーロ、豪ドル等が戻してドル高に一服した。ドル/円も105円台後半でやや上値の重い展開になった。
ドル売り圧力が継続した影響から戻りは鈍い展開になった。米経済指標はまちまちの結果ということもあり、、市場の反応は乏しかった。米長期金利が1.31%台まで上昇するとドル/円にも買い戻しが入り下げ渋った。市場では『米金利の動きにドル/円が一番敏感になっている』との声が聞かれた。米長期金利の上昇が収まるとドル売りが優勢となり、小幅なレンジの中で米金利の値動きに振り回される相場が続いた。下値攻めにも材料不足なこともあり、105.70円前後で小動きとなった。
★欧米主要経済指標
・米・先週分新規失業保険申請件数:86.1万件(予想:77.3万件、前回:84.8万件←79.3万件)
・米・失業保険継続受給者数:449.4万人(予想:442.5万人、前回:455.8万人←454.5万人)
・米・1月住宅着工件数:158万戸(予想:166.0万戸、12月:168万戸←166.9万戸)
・米・1月住宅建設許可件数:188.1万戸(予想:168.0万戸、12月:170.4万戸)
・米・2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:23.1(予想:20.0、1月:26.5)
・米・1月輸入物価指数:前月比+1.4%(予想:+1.0%、12月:+1.0%←
・+0.9%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円は相場は105.57-92円のレンジ
・ポンド/ドルは一時1.3986ドルと2018年4月以来約2年10ヵ月ぶり高値
・ECB理事会議事要旨では利下げなど政策調整の可能性を示唆
・市場では米金利の動きにドル/円が一番敏感になっているとの声
・米経済指標の結果は好悪まちまちで市場の反応は薄い
・VIX指数は21.50から22.49へ上昇
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