★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が反発、米長期金利も下げ渋る中、前日比小幅高水準でもみ合いとなった。欧州市場では、欧州株は高安まちまち、NYダウ先物は上昇も、米長期金利が1.57%台まで低下したことでドル売りが優勢となった。その後は、NYダウ先物がプラス圏での推移が続き、米国株の反発を期待したドル買いが観測された。しかし、NYダウ先物は上昇する中、米長期金利が1.56%台まで低下したことでドル売りが優勢となった。
日米株価指数先物が一時下げに転じたことでリスク回避のドル売りが進み106.80円台まで下落したが、米長期金利が低下幅を縮めたことでドルは回復した。米9月ISM非製造業指数が52.6と予想の55.0を下回ったことでNYダウが一時330ドル超下落、米長期金利も一時1.50%台まで低下したことでリスク回避の円買い・ドル売りが優勢となった。しかし、米株式市場は今月末の追加利下げを9割程度市場が織り込んだこともあり、プラス圏を回復するとドルの買い戻しも強まった。ただ、米株式市場は上昇したものの、経済指標の悪化で米長期金利が低下傾向にあることで、ドルの戻り上値も限定的となった。
★欧米主要経済指標
・英・9月サービス業PMI:49.5(予想:50.3、8月:50.6)
・英・9月総合PMI:49.3(予想:50.0、8月:50.2)
・ユーロ圏・8月小売売上高:前月比+0.3%(予想:+0.3%、7月:-0.5%←-0.6%)
・ユーロ圏・8月生産者物価指数:前年比-0.8%(予想:-0.4%、7月:+0.1%←+0.2%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.9万件(予想:21.5万件、前回:21.5万件←21.3万件)
・米・失業保険継続受給者数:165.1万人(予想:165.4万人、前回:165.6万人←165.0万人)
・米・9月サービス業PMI改定値:50.9(予想:50.9、速報値:50.9)
・米・9月総合PMI速報値:51.0(速報値:51.0)
・米・9月ISM非製造業景況指数:52.6(予想:55.0、8月:56.4)
・米・8月製造業受注:前月比‐0.1%(予想:-0.2%、7月:+1.4%)
・米・8月耐久財受注改定値:前月比+0.2%(速報値:+0.2%)
・米・8月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比+0.5%(速報値:+0.5%)
・米・8月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+0.3%(速報値:+0.4%)
★欧米市場のポイント
・106.45-107.70円のレンジ相場
・英首相の離脱案が議会を通過する可能性高まりポンド買い
・米9月ISM非製造業指数が予想を下回りドル失速
・FOMCの連続利下げ織り込み米株式市場はプラス圏に回復
・VIX指数は20.56から19.12へ低下
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