★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物が一時100ドル超安、日経先物も100円安に続落となったことを背景に、ドルはリスク回避の動きに下支えされ102.93円付近でもみ合いとなった。全般的なドル安地合いが持続する中、102.85円前後で推移した。なお、NYダウ先物は51ドル高に反発、米長期金利は0.93%付近に上昇した。対欧州・オセアニア通貨などでドル売りが進んだ流れに沿って、ドル/円もじり安となった。英国、ドイツは行動・経済規制を強化しているが、日本における緊急事態宣言されており、リスク回避的な円買いの興味はやや低下した。
ドイツがロックダウン延長を決めると、ユーロ/円の下落につれた売りが出たものの、12月米ISM製造業景気指数が60.7と市場予想を上回ったことでドルの買い戻しが入った。金利の上昇とともに一時買われる場面があったが、徐々に上値が重くなり日通し安値を更新した。米株式市場がプラスに転じ、NYダウが3桁の上げとなると、リスク選好のドル売りが入った。その後、クリーブランド連銀総裁のハト派発言も手伝いドル売りが再開し、昨年3月以来の安値を更新した。米株式市場の上げ幅は大きくないが、堅調推移で落ち着いていることがドルの上値を抑えた。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月マネーサプライM3:前年比+11.0%(予想:+10.6%、10月:+10.5%)
・独・12月失業保険申請率(失業率):6.1%(予想:6.2%、11月:6.1%)
・米・12月ISM製造業景況指数:60.7(予想:56.8、11月:57.5)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は102.57-99円のレンジ
・ドイツが正式にロックダウン延長を発表
・WTI原油先物は一時50.05ドルと昨年2月以来高値
・ジョージア州決選投票の結果待ちの様子見ムード
・12月米ISM製造業景気指数は予想上回る
・VIX指数は26.97から25.34へ低下
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