★欧州市場朝方の取引では、ドルに目立った動意は見られず、前週末比小幅高水準でもみ合いとなった。なお、欧州株は堅調に取引を開始した。欧州株が上げ渋る中、クロス円の下落にドルの上値が圧迫され小幅反落となったが、全般的なドル高地合いに下支えされ、111.80円台でもみ合いとなった。欧州市場中盤の取引では、欧州株が伸び悩み米長期金利も低下したことで上値の重い展開となった。欧州株が持ち直しNYダウ先物も上昇する一方、米長期金利が2.74%台に低下するなか小動きとなった。
欧米株相場の上昇を背景に一時111.98円付近まで買われたものの、東京時間につけた日通し高値112.01円が目先のレジスタンスとして意識された。米12月建設支出指数が予想外のマイナスに落ち込んだほか、トランプ大統領の弾劾懸念など、政局不安に投資家心理が悪化しリスク回避の動きとなった。そのため、高く始まった米国株が下落に転じたことで円買いドル売りが優勢となった。一時NYダウは400ドルを超えて下落し、S&P500とナスダック総合も1%を超えて下落したことを受け、ドルは軟調地合いとなった。その後も上値が重く111.70円近辺を中心とした動きとなった。
★欧米主要経済指標
・英・2月建設業PMI:49.5(予想:50.5、1月:50.6)
・ユーロ圏・1月生産者物価指数:前年比+3.0%(予想:+2.9%、12月:+3.0%)
・米・12月建設支出:前月比-0.6%(予想:+0.1%、11月:+0.8%)
★欧米市場のポイント
・111.61-98円のレンジ相場
・英2月建設業PMIが49.5と50を割り込みポンド売り
・週明け欧州勢はユーロ売りで参入
・米12月建設支出が予想外のマイナスに落ち込む
・トランプ大統領の弾劾懸念など政局不安
・米国株は利益確定売りに押される
・VIX指数は13.57から14.68へ上昇
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