★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物と米長期金利が下げ渋る中、リスク回避の円高は一服となった。なお、欧州株は高安まちまちで取引を開始した。一部通信社が、『米中貿易摩擦に関連して中国は米国大豆の購入に消極的である』などと報じたこともあり、欧州株やNYダウ先物が再下落となる中、リスク回避の動きが優勢になった。欧州株やNYダウ先物が軟調に推移、また米長期金利も低下幅を広げるなどリスク回避の動きが持続した。中国は米国からの鶏肉輸入の制限を解除するとの一部報道を受けてやや反発した。
米国株主要3指数はマイナスでスタートしたが、NYダウがプラス圏まで戻したことでドルはもみ合いとなった。米長期金利が1.80%台まで低下したことに連れて、緩やかなスピードながらも下落した。米国株も徐々に下げ幅を拡大しNYダウは一時3桁の下げ幅をなった。108.50円割れに観測されていたストップロスを巻き込んで一時108.20円台まで下落した。英紙FTが『米中は第1段階の合意とりまとめで難航している』と報じるとドルは失速したものの、すぐに下げ止まった。米国株が下げ幅を縮めたことなども相場の下支えとなった。
★欧米主要経済指標
・英・10月小売売上高(自動車燃料含む):前月比-0.1%(予想:+0.2%、9月:0.0%)
・ユーロ圏・7-9月期GDP改定値:前年比+1.2%(予想:+1.1%、速報値:+1.1%)
・米・10月生産者物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.3%、9月:-0.3%)
・米・10月生産者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、9月:-0.3%)
・米・10月生産者物価指数:前年比+1.1%(予想:+0.9%、9月:+1.4%)
・米・10月生産者物価コア指数:前年比+1.6%(予想:+1.5%、9月:+2.0%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.5万件(予想:21.5万件、前回:21.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:168.3万人(予想:168.3万人、前回:169.3万人←168.9万人)米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)
★欧米市場のポイント
・108.20-76円のレンジ相場
・7-9月独GDP速報値はマイナス成長は回避も先行き懸念残る
・米中貿易交渉は農産物の購入を巡り暗礁に乗り上げたとの報道
・パウエル米FRB議長は金融システムを注視すると強調
・米10年物国債利回りはリスク回避から1.82%へ低下
・VIX指数は13.00から13.05へ上昇
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