★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が小高く推移していたこともあり小幅に買われた。欧州株が堅調に推移、米長期金利もやや反発する中、ドルが底堅く推移したが上下にともに動き難い展開が継続した。欧州市場では、この後のECB理事会や英総選挙を前に、ユーロやポンドなど欧州通貨の対ドルでの下げで、ドル/円も小幅に押し上げられた。重要イベント見極めムードが続き、小動きの展開となった。ECBは予想通り金融政策の現状維持を発表した。この後のラガルド新ECB総裁の会見内容に注目しているため、ドル/円は蚊帳の外となった。
米国の経済指標は総じて低調となり、米長期金利は低下に転じた。トランプ米大統領がツイッターに『中国との大きな取引。合意が非常に近づいている』などと投稿すると小安く始まった米国株が持ち直し、ドル/円にも買いが集まった。米中協議への期待を背景としたドル買いが継続した。米中が貿易協議で原則合意し、トランプ米大統領の署名待ちとの報道を受けて、ドル/円は109.45円まで強含んだ。トランプ米大統領が米中貿易合意を承認、15日の追加関税は見送りとなった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・10月鉱工業生産:前月比-0.5%(予想:-0.5%、9月:-0.1%←+0.1%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:+25.2万件(予想:21.4万件、前回:20.3万件)
・米・失業保険継続受給者数:+166.7万人(予想:167.8万人、前回:169.8万人←169.3万人)
・米・11月生産者物価指数:前月比0%(予想:+0.2%、10月:+0.4%)
・米・11月生産者物価コア指数:前月比-0.2%(予想:+0.2%、10月:+0.3%)
・米・11月生産者物価指数:前年比+1.1%(予想:+1.3%、10月:+1.1%)
・米・11月生産者物価コア指数:前年比+1.3%(予想:+1.7%、10月:+1.6%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円は108.54-109.45円のレンジ相場
・ECB定例理事会では金融政策の現状維持を決定
・トランプ米大統領が米中貿易合意を承認
・15日の中国に対する追加関税発動は見送り
・リスク選好で米長期金利が大幅に上昇する中ドル買い
・VIX指数は14.99から13.94へ低下
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