★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物と米長期金利が続伸となる中、リスク選好の円安が持続した。なお欧州株は全面高で取引を開始した。欧州株が全面高で推移、日経先物も70円高となる中、リスク選好の円安地合いが持続した。112.00円に観測されていた売り注文をこなすことができず、その後は米長期金利の上昇が一服したこともあり、ドル買いの勢いも鈍化した。
欧州市場終盤には111.70円へ緩んでいたが、NY勢が参入すると円売りが優勢となり、111.90円台へ反発した。111.90円台には利益確定売りなど継続的に売りが持ち込まれ、欧州通貨でのドル売りもあり上値の重い展開となった。低調な米経済指標が相次いだことで一時111.60円台まで下押ししたものの、米長期金利が上昇傾向のあったことで下値も限定的となった。月初のロンドンフィキシングにかけて111.90円台を回復した。米長期金利が2.74%半ばまで再び上昇するとドル買いが優勢となった。米中貿易交渉が近く何らかの合意に達するとの期待でドル買い優勢となり112円台を付けたが、引けにかけては弱含んだ。
★欧米主要経済指標
・独・2月失業率:5.0%(予想:5.0%、1月:5.0%)
・独・2月失業者数:-2.1万人(予想:-0.5万人、1月:-0.4万人←-0.2万人)
・独・2月製造業PMI改定値:47.6(予想:47.6、速報値:47.6)
・ユーロ圏・2月製造業PMI改定値:49.3(予想:49.2、速報値:49.2)
・ユーロ圏・2月消費者物価指数速報値:前年比+1.5%(予想:+1.5%、1月:+1.4%)
・ユーロ圏・2月消費者物価コア指数速報値:前年比+1.0%(予想:+1.1%、1月:+1.1%)
・ユーロ圏・1月失業率:7.8%(予想:7.9%、12月:7.8%←7.9%)
・英・2月製造業PMI:52.0(予想:52.0、1月:52.6←52.8)
・英・1月住宅ローン承認件数(中銀):6.68万件(予想:6.34万件、12月:6.45万件←6.38万件)
・米・12月コアPCE価格指数:前年比+1.9%(予想:+1.9%、11月:+1.9%)
・米・1月個人所得:前月比-0.1%(予想:+0.3%)
・米・12月個人消費支出:前月比-0.5%(予想:-0.3%、11月:+0.6%←+0.4%)
・カナダ・10-12月期GDP:前期比年率+0.4%(予想:+1.0%、7-9月期:+2.0%)
・米・2月製造業PMI改定値:53.0(予想:53.7、速報値:53.7)
・米・2月ISM製造業景況指数:54.2(予想:55.8、1月:56.6)
・米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:93.8(予想:95.9、速報値:95.5)
・米・2月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2.6%(速報値:2.5
・米・2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:2.3%(速報値:2.3)
★欧米市場のポイント
・111.64-112.07円のレンジ相場
・欧州の株式相場は概ね上昇
・ロンドン・フィキシングに絡んだドル買い
・米中貿易交渉の進展期待
・安全資産とされる米国債に売り(金利は上昇)
・米国経済指標は軒並み予想下回り
・VIX指数は14.78から13.57へ低下
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