★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が上昇幅を拡大したことを受け、ドル全面高の流れが進展した。米シカゴ地区連銀総裁が米経済に関して楽観的な見通しを示したことにドル相場が支援され、ドルは全面高となった。欧州株式市場は高安まちまちで、リスク選好の円売りは弱まった。一方、NYダウ先物は堅調地合いは維持するものの、米長期金利は1.75%台から1.73%台に失速した。108.30円台を中心とする一進一退の動きが続き、米経済指標の発表待ちの動きとなった。
米9月製造業PMI改定値は速報値から上方修正されドルは小幅上昇した。一方、米9月ISM製造業景気指数が47.8と予想の50.1を下回ったことを受けて全般ドル売り、NYダウが失速し100ドル超下落した。トランプ大統領がツイッターでFRBを非難するとともにドル高に対して苦言したことでドル安となった。米株式主要3指数が大幅下落したことや、米長期金利が一時1.61%まで低下したこともドル売りを強めた。NYダウが350ドル弱下げ、S&P500やナスダック総合も1%を超える下げ幅を見せたことで、ドル/円の上値は重く107.70円近辺での取引が続いた。
★欧米主要経済指標
・英・9月製造業PMI:48.3(予想:47.0、8月:47.4)
・ユーロ圏・9月消費者物価指数速報値:前年比+0.9%(予想:+1.0%、8月:+1.0%)
・ユーロ圏・9月消費者物価コア指数速報値:前年比+1.0%(予想:+1.0%、8月:+0.9%)
・米・9月製造業PMI改定値:51.1(予想:51.0、速報値:51.0)
・米・9月ISM製造業景況指数:47.8(予想:50.0、8月:49.1)
・米・8月建設支出:前月比+0.1%(予想:+0.5%、7月:0%←+0.1%)
★欧米市場のポイント
・107.59-108.47円のレンジ相場
・英国のEU離脱を巡る不透明感が続きポンド売り
・米ISM製造業景気指数は10値ぶりの低水準
・トランプ大統領はFRB非難とともにドル高を苦言
・米リセッション懸念から米国債に買いが広がる
・VIX指数は17.22から18.56へ上昇
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