FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 欧米市場は動意薄の展開!

 

★欧州主要市場がグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場のため、閑散取引となる中、前日NY市場でFRBが2.3兆ドル規模の緊急資金供給策を発表したことを受けたドル全面安の流れが持続した。多くの欧州市場が休場ということもあり、108.40円近辺で小動き継続した。イタリア保険省から、新たな感染者の減少傾向が確認されたことを発表した。また、スペインでは、死者数が先月24日以来最低水準だったと報告があったが、小幅な上下に留まった。欧州市場の実質休場などもあり、米国の3月消費者物価指数は前月比-0.1%、前年比+2.1%と予想の前月比+0.1%、前年比+2.3%を下回るも経済指標の影響は限定的だった。

 

米国市場が休場であることに加えて週末であるため、市場参加者が激減しており動意はほとんどなかった。株式や債券市場など、指針となる市場の動きが停止したため、特段の方向感なく推移した。

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は108.32-50円のレンジ

・ユーロ圏では新型肺炎の経済対策約5400億ユーロで合意

・共同債券の発行は合意できず首脳会議で継続協議

・グッドフライデーの祝日で欧米市場は動意薄

・世界最大の産油国の米国は減産協議に加わらず

・OPECプラスとメキシコは11日も交渉を行う

・米3月CPIとコアCPIが前月比で予想を下回る

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