★欧州市場朝方の取引では、世界的な株安にも関わらず、リスク回避のドル高・円高の動きは限定的だった。ドルは前日NY市場の流れを引き継いで全般的に軟調に取引された。NYダウ先物が前日300ドル超安に再下落、日経先物もマイナス圏に失速となったことを背景に、ドルが再軟化した。一時112.10付近まで押し戻されたが、NYダウ先物の下げ幅縮小の動きにドル買い戻しの動きとなった。
低調な米CPI後に112.09円付近まで下げたが、売り一巡後は全般ドル買い戻しの動きとなった。米国株が持ち直したことで、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ円売り・ドル買いが優勢となった。米国株が再びマイナス圏に沈むと戻り売りが出たため、ドル/円の上値も重くなった。米国株は不安定な上下ながら、前日比で時折プラス圏に戻すなど売り一辺倒ではなく、リスク回避の円買いを一方的に強まらなかった。NYダウが再び売りを強め、690ドルを超える下落を受け、再びリスク回避の円買いが強まった。米中首脳会談が11月G20で会談との報道で下げ止まった。
★欧米主要経済指標
・米・9月消費者物価指数:前年比+2.3%(予想:+2.4%、8月:+2.7%)
・米・9月消費者物価コア指数:前年比+2.2%(予想:+2.3%、8月:+2.2%)
・米・9月消費者物価指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、8月:+0.2%)
・米・9月消費者物価コア指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、8月:+0.1%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.4万件(予想:20.7万件、前回:20.7万件)
・米・失業保険継続受給者数:166.0万人(予想:166.0万人、前回:165.6万人←165.0万人)
★欧米市場のポイント
・111.80-112.53円のレンジ相場
・米消費者物価(CPI)は市場予想を下回る
・米国株は引けにかけ下落幅拡大
・トランプ大統領はFRBを批判
・米中首脳が11月G20で会談報道
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