★欧州市場朝方の取引では、欧州株が軟調に推移する中、先週末の反動調整の動きが強まり、ドル/円以外でドルが反発となった結果、クロス円で円買い戻しが優勢となった。一部報道で、米中通商交渉における第1段階の合意案の調印前に中国がさらなる協議を要望していると伝わったことを受け、株価が再下落、為替市場ではリスク回避の円買いが再び優勢となった。安値示現後は揺り返しの動きとなり戻り余地を探る展開となった。NYダウ先物が56ドル安と下げ渋り、リスク回避の抑制から円はじり安となった。
小安く始まった米国株相場が上昇に転じたことも相場の支援材料となり一時108.45円付近まで上昇した。材料難の中で108.40円割れへ押し戻される展開となった。米10月NY連銀製造業景気指数は4.0と、低下予想に反して9月2.0から上昇した。15日発表が予定されていたが、前倒しで14日に発表された。小幅高で推移していたNYダウがマイナスに転じたのをながめて、若干ながら値を下げた。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・8月鉱工業生産:前月比+0.4%(予想:+0.3%、7月:-0.4%)
・米・10月NY連銀製造業景気指数:4.0(予想:1.0、9月:2.0)
★欧米市場のポイント
・107.99-108.45円のレンジ相場
・前週末にポンド高が進んだ反動から売りが優勢
・リンネ・フィンランド首相がブレグジット合意に至るには時間が足りない
・市場では米中は貿易戦争を一時停戦しただけで、合意は小さいもの
・米中貿易合意が部分的だったことに若干失望
・米国がコロンブスデーの祝日で米債券市場が休場
・VIX指数は15.58から15.66へわずかに上昇
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