FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 材料乏しく動意を欠く展開!

 

★欧州市場序盤の取引では、110.00円を上抜けると一時110.16円前後にドルが続伸となった後、110.10円近辺で底堅く推移した。なお、NYダウ先物は165ドル高に反発した。欧州市場では、具体的な材料が乏しく、積極的な売り買いは手控えられ110.10円台でのもみ合いが継続した。NYダウ先物が230ドル高に反発、米長期金利は前週末横ばい圏の1.33%台で推移するも、ドル/円は動意薄の展開となった。

 

NY勢の参入後も手掛かり材料に乏しい状況か続いたが、110.10円台で上値の重さを確認したこともあり、わずかに値を下げた。NYダウが反発スタートの後、289ドル高に続騰し、安全逃避通貨であるドルが売られ、ドルは反落の流れになった。米長期金利などが上げ渋ったこともドルが圧迫された。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入り一時109.90円近辺まで下押しした。来週の米FOMCを前にブラックアウト期間に入っていることもあり、米FRB高官の発言などもないことで商いは低調で110円近辺でもみ合いとなった。

 

★欧米主要経済指標

・米・8月財政収支:-1706億ドル(予想1750憶ドル、20年8月:-2000.12億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は109.89-110.16円のレンジ

・一目均衡表の雲の上限110.19円がレジスタンスとして意識

・米FOMCを前にブラックアウト期間のため商い低調

・14日発表の8月米CPI発表を控え様子見ムード

・米長期金利の低下に伴うドル売り

・VIX指数は20.95から19.37へ低下

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