FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 月末ロンドンフィキシング絡みの展開!

 

★欧州市場序盤の取引では、ロンドン市場で薄商いの中、ドルがやや反発した。なお、NYダウ先物は82ドル高、日経先物も小幅高続伸となった。欧州市場では、欧州株式市場の主要指数が総じて強含んでおり、株高を背景とした円売りが入った。具体的な材料が乏しく、106円手前の売りに押される展開となった。欧州株やNYダウ先物、米長期金利は上げ渋り円売りが後退した。しかし、欧州勢の参入後もドル買いの流れが続き、総じて底堅く推移した。

 

NY市場では、全般的なドル安と同時に円安も優勢となった。月末を迎えたロンドンのフィキシングに絡んだユーロ買い・ドル売りが入り、同時にクロス円の上昇につれた円売りで日通し高値を付けた。米長期金利の低下や、じり高基調からNYダウの軟調地合いを眺めてドル売り優勢の流れが強まった。米長期金利が下げ止まり、欧州市場引けにかけて強まったドル売りが一段落となった。NY午後に入ると、月末ということで市場参加者もポジションを傾けにくく小動きとなった。

 

★欧米主要経済指標

・米・8月ダラス連銀製造業活動指数:8.0(予想:0.0、7月:-3.0)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は105.67-106.09円のレンジ

・安倍政権の政策が継続されるとの期待が高まり円売り

・英国市場がサマー・バンク・ホリデーで休場

・ロンドンフィキシングに絡んだユーロ買い・ドル売りのフロー観測

・クラリダ米FRB副議長はYCC導入の可能性に含み

・VIX指数は22.96から26.41へ上昇

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